年後の街つくり
街と建物の歴史と未来を第一に考え、築古建築物を扱い慣れた、建物のより長い未来をつくる建築工事会社です。
耐火被覆・断熱工事と、むだのないリノベーション工事を得意としています。
ソフト・ハードの両面から、長く愛される建物をつくります。
手掛ける建物と住まう人の愛着を限りなく長らえるための、賃貸管理やマンションプロデュースを行う不動産会社でもあります。 土地探しや中長期的な資産活用の提案もできます。
頑丈なだけでも、トレンドを捉えるだけでも、
たとえそれが、住みたいランキングの街だとしても、
それだけでは、長く住まい、使い続けるのは難しいこと。
過ごしやすい温度、風通しや毎日見る壁の色、すっきりとした部屋、
家族の成長に寄り添い、日々のくらしの中でも褪せない住まいは、
その土地の気候や環境はもちろん、風土や文化、歴史に至るまでの街の理解が合わさって実現できる。
住まう人、住まわれる土地、両面の理解をする、これがわたしたちの考える家つくり、街つくりです。
100年後の街つくり
建物のより長い未来をつくる
建築工事会社であり、
その建物と街に集う人々の愛着を
より長らえる不動産会社です。
頑丈なだけでも、トレンドを捉えるだけでも、
たとえそれが、住みたいランキングの街だとしても、
それだけでは、長く住まい、使い続けるのは難しいこと。
住み心地は、
過ごしやすい温度、風通しや毎日見る壁の色、
すっきりとした部屋、
家族の時間を営み、成長に寄り添う、
“うちの中”と、その家庭が住まう土地、毎日往復する道、そうして人生を送る街、
つまり”うちの外”との両方から醸成されるものだと考えています。
CASE / 01
前川國男氏に師事し、ダイニングキッチンの生みの親と言われる日本人初の女性建築家、浜口ミホ氏設計の築55年の住宅を、次の家族、次の世代へバトンパスをするための工事を行いました。土地や気候への理解をはじめ、耐震補強を含めた内装工事、断熱工事、ポーターズペイントによる塗装まで、NENGOのノウハウを総動員したフルリノベーション。
浜口ミホ氏の意匠をリスペクトしつつ、新しく住まう家族にフィットさせながら、街の近未来を見据えた方向修正とも言えるプロジェクトとなりました。
現存しないと思われていた浜口ミホ氏の建築が見つかり、その改修設計をできることがとても光栄でした。お施主さん、NENGOさんのスタッフと話し合いながら、暮らしやすさと意匠を活かせるかたちを目指しました。古い建物の良さは現代の建物の良さに当てはまらないことがあり、弱い生き物を扱うように、できるだけ建物を活かさなければならない。このことを3者の立場で理解しあえたからこそ、”整える”リノベーションが実現できたと考えています。
CASE / 02
建て替えという選択肢もあった中で、二子玉川という街の変遷を見届けてきたこのマンションのまま、一棟まるごとリノベーションをすることで、建て替えよりも少ないコストで、本来の立地相応の人気マンションとして生まれ変わりました。
SOHO利用をするクリエイターなどを中心に、入居者の年齢も若返った結果、「一度入居したらなかなか出ていかない」人が多く、空室が出てもすぐ入居者が決まる稼働を見せており、リノベーション前の空室率が大幅に改善されました。
建物のリノベーションから現在は賃貸の管理までをお任せいただいています。
プローテ二子玉川は、二子玉川が今のように発展する前から街並みを作ってきた建物で、建物の歴史を繋ぐお手伝いができとても嬉しいです。
この街並みを守っていくためにも長く住んでいただくことが大切だと考えています。地域密着、コミュニケーションを大切にこれからも安全安心な暮らしを守っていきます。
CASE / 03
23区内、世田谷にありながら豊かな自然を有する等々力の土地で、元オーナーさまと新しい住まい手が一緒になってこれからの街の在り方を模索し、日照、風の流れを考えた温熱環境と植栽計画により、存分に四季を感じながら快適に過ごせる住空間に加え、コモンスペースや共有ガーデンなど、このエリアそのものがこのまちの歴史と景観において自然な佇まいをした、100年後まで住み継ぎたくなるような街区をデザインしました。
3者が共創しながら街をどうしたいかを考え、等々力というまちにあるべき姿を模索したこの”街区デザイン”は、2020年のグッドデザイン賞を受賞いたしました。
ずっと家づくりにあこがれを持っており、自分たちのやりたいことをギュッと詰め込みました。素材や色調、家事導線や子供目線での造りなどを考え、私たちの作りたい家を形にしてもらいました。NENGOさんには現場力があり、建設段階で起きた想定外の物事に対する対応力や提案力にとても助けられました。住み始めてからはこの街区の特徴でもある隣家とのボーダーレスな環境が家族同士、特に子供たちにとって大切なコミュニケーションを創っています。
お客様の窓口となる会社が、下請けのさまざまな専門の会社さんへ再委託をする、つまりお客様にとって会話する相手が1人で済むことをワンストップと呼ぶとするなら、NENGOは社内にさまざまな部隊を持ち、社外の建築家や職人さんとタッグを組むことで、それぞれの専門家が知恵をかけ合わせた最適解をご提案できる、建築不動産のオールインワン会社なのです。
社内のさまざまな事業部が協力、横断的機動的にご対応することで、マンション、ビル一棟まるごとリノベーション、プロデュース、運営、賃貸管理、などまで手掛けるスキルセットを持っています。
100年後も使われている建物や
100年への折返し=51年目の改修
100年後も褪せないデザイン
100年後もらしさのある街並み
こうした100“ネンゴ”の
街つくりを手掛けています
土地やマンションを引き継いだけど、どう活用するのがいいのか分からない、相見積もりや何から誰に相談すべきかの知識も十分ではないけど、このままではいけないという認識はあるから、相談相手がほしいという方。
建て替えかリノベか、空室率の改善や賃貸管理の委託から、売却、相続などのご相談まで、オールインワンで承ります。
知識はそれほどないけど、リノベに興味があるから、土地探し、物件探しから一緒にしてくれたら助かる、要望やセンスを汲み取って、予算に合わせてアウトプットしてくれる会社へまるっと依頼したい、見た目だけじゃなくて適温で過ごしやすい快適さも追求したい、そんな方ととても相性がよい会社です。
ウレタン吹き付け、ロックウール工事のご用命や、国指定の断熱工事、耐火被覆工事をしたいディベロッパー、ゼネコンの方、クロスでは追求できない仕上がりの塗装をしたい方、環境に配慮した工事をしたい方、難易度の高いデザインへ挑戦したい建築家の方など、ぜひお問い合わせください。ご予算に合わせたご提案をいたします。
所有している物件、店舗を、建て替えるべきか、リノベーション、断熱工事を施して使い続けるべきか、賃貸として運用していく余地があるのか等々、ご自身の人生設計やキャッシュフローを踏まえて、将来を見据えたご提案をさせていただきます。地域に貢献する建物にしたいなど、公益性や街つくりという観点からもプランニングが可能です。
コミュニティづくりと、住まい手さんごとの要望にパーソナライズしたサービス提供を得意とするNENGOが、低層エリアの希少なマンションとして利便性と環境性を兼ね備えた立地”羽根木”の街でコーポラティブハウスのプロジェクトを実施。
築47年の歴史あるNTT溝の口ビルが、新たな文化やアイデアを沸騰させる複合施設へバリューアップ。運営企画・リーシングを担当。ブルワリー、コワーキングスペースのほか、川崎市のまちづくり方針とも共鳴し、ここ溝の口のストリートカルチャーであるブレイクダンスの練習場として、ダンススタジオも併設した文化の発信地に。
食品資材メーカーの工場、倉庫であり、事務所、そして社員100人以上の寄宿舎として活躍してきたビルを、宿場町としての姿を残すここ日進町において、「まちに開かれた場」としてリノベーション。スポーツ施設、カフェ、シェアハウス、シェアオフィスを複合する施設として再生した。
NENGOが目指すのは
「究極のふつう」
100年後のまちづくりとは
100年後も“ふつう”であること。
これが意外とむずかしかったりします。
その実現のための一つのアイデア
「よみこみ」というものをやっています。
これから手掛ける工事やプロデュースの土地について、人口や災害調査に加え、NENGOらしいリサーチをしています。気候や風土、地質、歴史や文化をはじめ、周囲の”色”や、明るさに至るまで、まるでその土地の住人、言わば”地元民”になれるくらい理解をしていきます。
そのためには、図書館で古地図を見たり、古くからの地主さん、地元のおじいちゃんおばあちゃんにお話を伺ったりすることも。
100年後の街つくりにおいて、1年目であり50年目であり、きっと100年目でもある。壁一面の塗装からエリアブランディングまで、大小どんなNENGOのプロジェクトも、その街の歴史の1ページとなるという事実と、だからこそ一過性のものになってほしくないという思いから、いつもNENGOのプロジェクトは「よみこみ」からはじまります。
そんなスタンスになった所以
人は地球を借りて、生きています。
土地も街も日々のくらしも、その地球の上の営みです。
TOSHIYUKI
MATOBA
代表取締役社長
的場 敏行