2mmの想像力で、快適をつくる。NENGOスタッフインタビュー#1
2025.06.30

2mmの想像力で、快適をつくる。NENGOスタッフインタビュー#1

RECRUIT

NENGOスタッフが働く上で大切にしている「ism(イズム)」を聞く、NENGOスタッフインタビュー。
今回お話を伺ったのは、NENGO工務店で現場監督として働く石田綾野さんです。
入社4年目。施工現場の管理や先輩のサポート、イベントの運営など日々奮闘されています。


石田綾野 NENGO工務店 / 現場監督 2022年新卒入社


「人とのつながり」が仕事の原動力

―では早速ですが、仕事をするうえであなたが大切にしている「ism(イズム)」はなんですか?

2つあります。
まず1つは、「人のつながり」だと思っています。
実はその問いかけをされた時期、現場で失敗続きになってしまい、何をしても自分に自信が持てず、何を大事にしているのか分からなくなってしまって…(笑)

―苦しい時期に「人のつながり」と書いたのはなぜなんでしょうか?

苦しいけど、何故自分はこの仕事を続けたいのだろうと考えたんです。
キャリアの目標は有れど、まず思い浮かんだのは関わってくださったお施主さまや職人さん、そして私の失敗を補って指導していただいた工務店の先輩方の顔でした。
そのとき、私は誰かと仕事をしているときにやりがいを感じていて、人とのつながりを大切にしたいんだ、と気づきました。

最近、引き渡しを終えたあるお施主さまの点検に伺った際に、“NENGOさんにお願いしてよかった”とおっしゃっていただきました。その瞬間、あの時の大変だった出来事が一気にやりがいへと変換されましたね。

もう1つ、最近大事にしているのが「五感」です。
これは、年末にいままで自分が書いた施工図を振り返っていたときに、ふと思い出した感覚でした。

施工図は、数mmの違いまで正確に表す図面です。
ただ線を引くだけでなく、その先にいるお施主さまのことを思いながら、“この手触りはどうかな?”“この高さだとどう見えるかな?”というのを考え、設計さんへ提案しています。

ほんの2mmが毎日の快適さを左右する

―手触りや見え方は、ほんの数mmで大きく変わりますよね。

そうなんです。以前、先輩が現場で、カーペットとその「見切り」(※床材の端や境目をきれいに仕上げるための部材)の高さ2mmの違いにこだわっていたことに衝撃を受けました。
当時は“2mmなんて…”と思っていました。でもその2mmが、足に違和感を与えるか与えないか左右するんです。もちろん用途(頻繁に出入りする場所など)によっては、あえて「見切りを勝たせる」(※見切りの高さを床材よりも少し高くする)ほうがよい場合もあります。

施工する側にとっては小さな2mm差でも、住む人にとっては毎日の体験になる。その足触りがこの先ずっと気になるかもしれない。だから、私は細部まで想像して、その寸法で本当に良いのか、設計さんと繊細に考えたいと思いました。


―今回、「ism」についてお話しされてみて、いかがでしたか?

改めて、ちゃんと自身のismを考える機会になりました。自分の思いを言葉にすることができてよかったです。
この思いを分かち合える人と、一緒に仕事ができたら嬉しいです!


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