【NENGOスタッフインタビュー】<br>営業は推し活だ。人の熱意がエネルギーになる。
2025.12.11

【NENGOスタッフインタビュー】
営業は推し活だ。人の熱意がエネルギーになる。

PROJECT

NENGOスタッフが働く上で大切にしている“ism(イズム)”を聞く、NENGOスタッフインタビュー。
今回お話を伺ったのは、PORTER’S PAINTS JAPANの吉田凜さん。
法人営業領域で、主に建築家さまや住宅の設計担当の方への営業/色打ち合わせ/現場の施工管理に取り組まれています。

吉田凜 PORTER’S PAINTS JAPAN 2024年入社


―では早速ですが、吉田さんが仕事をするうえで大切にしている”ism”はなんですか?

1年目のとき考えた、「好きこそ物の上手なれ」です。1年経った今でも変わっていないです。何でも最初は「好き」から始まりますね。この気持ちがないと、何事もできない人間なんだと思います。昔からずっと、好きになったものを極めるタイプでした。

―そうなんですね。最近の「好きなこと」は何でしょうか?

そうですね。仕事では、慣れてきた部分もありながら、新鮮に楽しいなと思えています。私は純粋にポーターズペイントのファンで、そのものが好きです。あとは、昔から誰かの夢とか、やりたいこととか、好きなものの話を聞くのがすごく好きで。

こういうことをやりたい。と強く願う人の熱意を浴びる瞬間がとても好きなので、打ち合わせで設計さんが恥ずかしがらずに話してくれると、そんな関係になれていることが嬉しいです。やっててよかったなと心から思います。

―人の夢を聞くことが好きなんですね。

はい。共感して、応援したくなります。私のやっていることは営業っていうより、もはや「推し活」みたいな気持ちです。

建築家さんと「そういう空間、造りたいですよね!」「この色、私もとても好きです!」と盛り上がってる時が楽しいんです。それが結果的にお金になれば嬉しいですが、根っこには「好き」を共有したい思いがあると思います。

―人の熱意を浴びると、どんなインパクトが自分にありますか?

世界がブワッと広がる感じがするんです。自分の人生では思いつかないような夢や、「そんな職業があるんだ」とか、私の知らないことってまだたくさんあって。そういう話が私の視野を広げてくれます。刺激的で楽しいです。

同じように、仕事の話を聞くのも好きです。私は一生経験できないであろうことを、話を通じて経験してる感覚になります。

―なるほど。「推し活」という表現が面白いですね。誰かの夢や展望を聞いて視野が広がることと、それを応援することにはどんな関係がありますか?

推し活にもいろんなタイプがあると思っていますが、私の場合は友達の話を聞くときも、仕事の打ち合わせのときも、いわゆるアイドルの推し活をするときに似ています。

アイドルのライブに行くとき、自分が舞台に立ってるような気持ちで見るんですよね。ただ「摂取する」とか「享受する」というより、自分もその歓声の中の一員なんだ、こんな感動的な世界を作っている1人なんだなと思ったり、ステージの上から見える世界を想像したりしながら見ます。

―面白いですね。それと同じように、人の夢の話を聞いたときにも、その相手の世界に入り込めるんですね。

はい。二足のわらじで、働きながらベリーダンサーをしている友達のショーを見て、私は半分諦めていた舞台と仕事を本気で両立してる姿に感銘を受けたり。

趣味でやっている演劇の脚本家さんは会社員を辞めて脚本家一本で食べていて、それで生きていることにすごいなと思ったり。本当に人生いろいろだなと、人と出会う中で感じています。

―すごく共感します。

―趣味の演劇と仕事やそれ以外も含めて、興味のあること・ライフワーク・生き方などについて、どのように考えていますか?

そうですね。1度は会社員を離れて、役者として生きてみたいと思ったりします。

自分の実力に自信がある訳ではないですが、やっぱり楽しくて、時間を忘れて没頭してしまうものですし。今は趣味の範囲だからこそ楽しいのかもしれないとも思いつつ、役者さんの人生を目の前で見ていると、まっしぐらな姿がより一層その思いを引き立てます。

すごくかっこよくて眩しくて。もちろん、キャリアには計画性が必要ですが、「まだ若い」ということをちゃんと自覚しないとダメだなって思います。

―瑞々しいですね。その願望と現実との間で、どんな気持ちでいますか?

ヤキモキしています…「で、どうしよう」と。
私は、会社員をやるのも好きなんですよ。一方でその脚本家の方は会社員がどうしても合わず、唯一できるのが脚本だったという方で。

その方に相談すると、「会社員ができるならやっておくべきじゃない?」って言われます。でも、できるからって会社員を絶対やらないといけないわけでもないじゃないですか。困ったな、と思います(笑)

両立することも考えました。NENGOで働き続けながら、演劇の割合を増やしたら…しっかりした劇団だと、本番前2週間はみっちり稽古で、仕事を休まなきゃいけない。さすがに無理だなと思って。チャレンジできないこともたくさんあるのが、現実なんだな、とか。

―リアルな話ですね。選択肢の幅が増えている現代だけに、悩ましいですよね。

そうなんです。あえて自分に向いていることをやらないとか、向いていないことをやることだってできるんですよね。私が役者に向いてない可能性も全然あって、でも向いてないとしても、やりたいかどうかはまた別で。

―その通りですね。吉田さんのお話を聞いてると、なんだか心がざわざわしてきます。
自分の生き方についていつの間にか考えなくなったり盲目的になったり、早く諦めてしまったりするのはもったいないと感じます。

そうですね。悩みながらも、今はがむしゃらに頑張りたいと思っています。

―考え込むと悩みになって、苦しくなることもありますが、その悩む時間こそが、愛おしいものだと感じました。本日は素敵なお話をありがとうございました。


NENGOが大切にする「ism(イズム)」とは?

NENGOのism(イズム)とは、会社として掲げる理念や行動指針だけではなく、社員一人ひとりが大切にしている想いの集合体です。「自分はどう在りたいのか」「何を大切にして仕事をしているのか」という問いへの答えの積み重ねが、NENGOという会社の個性をつくっています。

NENGOスタッフの「ism(イズム)」を聞く、スタッフインタビュー公開中。

NENGO工務店
>>石田綾野|2mmの想像力で、快適をつくる。
>>阿部圭太郎|「敬意を持って接する」ことから始まる仕事

PORTER’S PAINTS JAPAN
>>小野仁美(一般販売)|色を愛でる心、ときめきを伝える仕事
>>播本直樹(代理店運営)|色の奥にある魅力を見出し、暮らしつくりを楽しむ

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>>服部弘考|他人とのかかわりの中で、自分を改め続ける。

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>>若林裕人|自分の人生の使い方を問いながら、組織や仕事と向き合う。

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