建築家さまより
一言で表現するなら、「非常にクセの強い物件」。本来は厄介とされる躯体状況や力強い大梁を「構造美」と捉え、設計・デザインの手掛かりとしています。
この物件最大の特徴である十字型プラン特有の長い外周面を活かすため、キッチンのあり方を再構築。物件の個性を現代の暮らしにフィットするよう丁寧に読み解き、愛着の持てる住まいへと昇華させました。
(株式会社ai level 平野 淳也さまより)
NENGOの風土の読み込み
住戸のそばには「渋川」が流れています。徳川家康の命でつくられた二ヶ領用水の分流で、住所の「今井仲町」には新しい用水ができて開かれた村という意味があります。まさしく、渋川とともに発展してきた地域の歴史を感じられる場所です。
また、川が住戸の目の前を流れるこの環境は、暮らしに潤いをもたらす一方で、湿気への配慮も欠かせません。既存のサッシとクロスの取り合い部は結露による腐食を防ぐ為、P見切り(水の侵入を防ぐ部材)の追加を提案し、ご採用いただきました。