【杉並区 I邸】
~物件探しからリノベーションまでをお手伝いした事例です~
ご家族自ら創り、成長する楽しさを謳歌していく空間が、この住まいです。
暮らしを考えるにあたり、どのような空間を形作ってっていくのか、
それはご夫婦が身につけているものからも感じられました。
お二人が履かれているParabootのCHANBORDとMICHAEL。
履きこなされ、よく手入れをされた革の表情が自然と似合うご夫婦。その間でにっこり笑うお子様の表情。
成長していくこれからの時間、そして成熟していく”味”を楽しんでいく。そんな雰囲気に満ちていました。
もともと中野・高円寺住み、中央線の空気感に居心地の良さと刺激を感じていたご家族が選んだのは、西荻窪。
そのルーフバルコニーから仰ぐ西荻窪の街は、
西日に照らされた住宅街と視線の先を走り抜けていく中央線の列車が、暮らしの1シーンをかたどっています。
生活の中での一場面に取り込めるよう、ルーフバルコニーをアウトドアリビングとして捉え、
回遊出来るゾーニングを計画。
そのきっかけとなるルーフバルコニーへの出入り口の窓枠は、奥行きを深くすることで、
ただの窓枠ではなくベンチとして使えるように。
リビングとルーフバルコニーをシームレスに繋ぐ居場所が生まれました。
そこからは、「ソファーで座りながらバルコニーで遊ぶ子供を眺める」
「料理をしている横で夫婦で話し込む」「ハーブを摘みに行き振り向いたときにふと見える家族の姿」・・・など、
生活の一場面を想像し、積み重ね、丁寧に住まいを創っていきました。
将来自ら作りこんでいく余白を残し、手を入れない部屋をつくることで、
成長していくご家族の今後の楽しみを残しています。