コラム 耐火被覆の剥がれについて
2023.12.10

コラム 耐火被覆の剥がれについて

PROJECT

耐火被覆工事は、私たちNENGOが42年前の創業時から行っている事業です。耐火被覆工事を行う部署「地球防衛隊」では、補修・新築、建物や工事の規模を問わず、現場状況に適した工法をご提供いたします。
近頃、有難いこととに耐火被覆の補修のお問い合わせを多くいただいているため、今回は“耐火被覆の剝がれ”についてお話していきます。

▼耐火被覆とは
耐火被覆工事とは、鉄骨造の建物には必須の工事で主要構造部を火災の熱から守るため、耐火性能の高い材料を吹き付けたり巻き付けたりして被覆する工事のことです。

▼耐火被覆(ロックウール)工事の様子
工事の際には事前に工程や足場資材などの状況を把握し、仕様の厚みを確認しながら吹付けます。

▼なぜ補修が必要になるのか
・経年劣化
・自然災害(雨風の影響、地震などの揺れによる剥がれ)
・物理的な事故(テナント入れ変え時にぶつける、車があたる、カラスや鳥などがつつく)
専用の接着剤を事前に塗らずに、RC面へ耐火被覆の吹き付けがある場合は、付着が悪く剥がれやすい傾向もあります。
 
▼耐火被覆(ロックウール)補修前の事例
鉄骨が耐火被覆に覆われていなければいけないところ、剝がれが起こってしまっています。

 
▼耐火被覆(ロックウール)補修後の事例
修繕の際は、現場の状況によって剝がれ箇所のみでなく、懸念箇所も含め、 手直し・吹増しを行います。四角い青いピンは指定の厚みがあることを示す厚みピンです。

私たちが施工する耐火被覆は最終的に壁の中に隠れてしまうことが多いため、普段はこのような剝がれを目にすることはめったにありません。見えないところなだけに、不具合が発生すると早期発見も難しく、また修繕するときに時間もコストもかかってしまうことが多いです。だからこそ、普段から適切・丁寧な施工が必要となります。

お客様からよく「元から吹いてあるものに吹き足すことはできるのか?」とご相談をいただきますが、よほど外部等で雨風が直接当たるなど風化が激しくない限りは問題ありません。

万が一付着が悪い時は、不具合箇所を部分的に剥がして施工することも可能です。
剥がれ、落下等でご心配や不安がありましたら、お気軽にお声かけください。
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