建築・不動産をめぐる街歩き。今回の舞台は世田谷区・桜新町です。
街の由来や昔のすがた、用途地域や土地相場、構造に至るまで、建築と不動産のプロである弊社スタッフ濱口の、「街歩きの眼」をご紹介します。
最初は濱口による街紹介から。
濱口:桜新町の由来は、大正2年の関東初の分譲住宅地「新町住宅」の開発にちなみ、当時は「東京の軽井沢」とも呼ばれる別荘地だったといわれています。
その記念に、この地には数百本のソメイヨシノが植えられたんだとか。そんな歴史ある住宅地を、建築と不動産の両方の目でお散歩。
濱口:この辺りは、世田谷区としては珍しい「準工業地域」に指定されている一帯で、工場とデザイナーズマンションが併設するなんてこともあります。周囲を一低(第一種低層住居専用地域)に囲まれている地域ですが、準工業地域は建築物の自由度も高く建設できますね。
鉄板が貼られている4階建ての建物。参加者さまの中には建築や不動産に精通されている方もいらっしゃり、構造や仕上についても活発な話し合いが交わされます。さながら実地の勉強会です。
濱口:この建物、賃貸か分譲のどちらだと思いますか?規模的には賃貸物件に見えるかもしれませんが、実は分譲住宅で、しかも旗竿地のコーポラティブハウスなんです。一見、道路が面している賃貸物件にも見えますが、法律・条例をうまくマネジメントしていますね。
参加者も弊社スタッフも、その芸術点の高さに思わず見入ってしまいます。
店舗と住宅がバランスよく立地しており、公園も充実する桜新町は、なんとも暮らしやすそう。住宅街として歴史あるこの地域は、築古リノベの原石かもしれません。
今回は、「建築と不動産をめぐる街歩き:桜新町編」の一部をご紹介しました。
本イベントでは、建築や不動産に詳しいスタッフと一緒に街を歩きながら、地域の魅力や物件を見る視点、ちょっとした“目のつけどころ”などを楽しく学んでいただけます。
お散歩中のご相談も大歓迎です。日々のお仕事や暮らしにも、ささやかなヒントをお持ち帰りいただけるかもしれません。
不動産オーナーさまをはじめ、どなたでもご参加いただけます。次回の開催も予定しておりますので、どうぞご検討ください。皆さまにお会いできるのを楽しみにしています。
\近日開催の見学会のお知らせ/
■6/27・28 南阿佐ヶ谷でビル1棟を使いこなそう 現地内見会
>>詳細はこちら
■6/22 生田緑地・旗竿地の家 先行現地&現場施工見学会
>>詳細はこちら
イベント概要
【桜新町 | 街歩き&マンションリノベ完成見学会】美しく住み継ぐためのアイデア散歩
2025年5月24日(土)10:00〜12:00
東京都世田谷区桜新町
イベントの詳細はこちら
https://nengo.jp/news/2025/05/sakurashinmachi_event/