土地を敬い、空を楽しむ家<br>生田緑地の家 竣工内覧会レポート
2025.10.02

土地を敬い、空を楽しむ家
生田緑地の家 竣工内覧会レポート

PROJECTイベント

向ヶ丘遊園駅から歩いて15分。
再開発が進む駅前を進み、雄大な自然が広がる生田緑地に新しい住宅が完成しました。
住宅を見ていただきたくて、そして何よりこの地の気持ちよさを感じていただきたくて、内覧会を開催しました。

見た目はひっそりと、緑地の景色をお借りした住まいです。

中に入ると、光いっぱいの庭がお出迎えします。
「外がとっても明るいですね」
太陽の光をあつめて部屋を明るくしてくれる庭は、電気を付けなくてもいいほどに、リビングとキッチンを優しく照らします。

内壁と庭の壁は連続して同じ色の同じ仕上げを使っていますが、光を受けた壁は一面ずつ色が違って見えます。
ポーターズペイント「GREY PEPPER」は、4色の顔料を採用しています。赤や茶色の要素を持ち、一日を通して自然の光のうつろいに呼応する壁です。

変わって外壁は、石灰を含む塗料で仕上げました。
色名は「WATTLESEED」。日中と夕暮れで表情が変わるウォームカラーで、地域の光に溶け込み、地層由来の自然な茶色や周辺の緑とも相性の良い色です。

雨や湿度といったその土地の気候によって風合いが変化していき、この先10年20年をかけてその土地に馴染んでいきます。


2階へ続く階段からは、木のフローリングになっています。
「スリッパを脱いで、ぜひ足で触ってみてください」

床材は国産の杉無垢材。やわらかく、ゆえに傷つきやすい素材でもあります。しかし、素足で過ごす日本での暮らしのために、あえて選んだ素材です。
「腰が楽ですね」と、その効果を実感してくださっています。

壁に開いた窓からのぞくのは、生田緑地の自然です。
のびのびと育った緑が揺れる、それだけで気持ちがよいのです。鳥のさえずりもすぐそこに、朝ここで目覚めたときのことを思い浮かべます。

「棚が無いですね」「シンプルなキッチンですね」と、気づいてくれた方がいました。
ご用意したのは、最低限の設備と間取りです。最新の食洗器も、たくさんの部屋もありません。ここに住む人の暮らしに合わせて、これから先のライフステージに合わせて、間取りや設備を変えられるような可変性のあるお部屋です。


「ああ、気持ちいい。」
時間を忘れて、ぼーっとしたくなってきましたね。
窓際のベッドに横になって緑を眺めたり、お風呂から見える空にたゆたう夜を過ごしたり。

内覧会で皆さんに感じていただいたのは、設備や材料のすごさや便利さよりも、この土地や空に思いを馳せながら暮らす「生田緑地の家」の気持ちよさでした。

光や風、緑とともに過ごす時間こそが、この家の何よりの贈り物です。これからここで暮らす人の毎日を、そっと豊かに彩っていくことでしょう。


「生田緑地の家 竣工内覧会」は、10月7日(火)の追加開催も決定しております。
ご興味をお寄せいただきましたら、申込フォームまでお問い合わせください。
お申込みフォーム:https://forms.gle/CEH5PJZ3R4kT3FNv7


開催概要
生田緑地の家 竣工内覧会 ~土地を敬い、空と暮らす~
2025年9月20日(土)、27日(土)
主催:株式会社NENGO(NENGO工務店、おんぼろ不動産マーケット、PORTER’S PAINTS、地球防衛隊)
詳しくはこちら
https://nengo.jp/news/2025/08/event-hatazao2/