11月7日、ポーターズペイントショールームにて「サステナブル空間つくり」をテーマにした異業種交流会を開催し、計32組45名さまにご来場いただきました。
暮らしをつくる分野で持続可能な取り組みを行う企業の皆さまにご登壇いただき、ショートプレゼンテーション形式で事例をご紹介いただきました。およそ1時間の中で9社の取り組みを聞く、濃密な時間となりました。
-プレゼンご紹介-(敬称略)
株式会社ケイミュー
再生材料を最大60%使用した壁・床建材「SOLIDO」を展開されています。紙に再利用できない古紙パルプや、石炭火力発電所から排出される石炭灰などを有効活用し、コンクリート本来の風合いを生かす素材づくりを行われています。素材そのものと真摯に向き合う姿勢が印象的でした。

>>WEB
株式会社ナガイ
森林認証「PEFC」を取得したフローリング「Quick-Step」をご紹介いただきました。持続可能な木材管理や残材・端材の再利用など、生産から施工まで一貫して環境配慮が行われています。長寿命で高耐久、一生モノのフローリングです。
>>WEB
日本ルナファーザー株式会社
環境先進国ドイツで生まれた塗装用紙クロス「ルナファーザー」を紹介されました。PVC(塩化ビニル)製の壁紙が主流の日本市場において、「張り替えから塗り替えへ」という新しい選択肢を提案。施工性と環境配慮を両立する製品です。

>>WEB
HARBOUR
屋外家具ブランドとして「アウトドアライフはサステナブルライフ」という理念を掲げるHARBOURさま。管理された森林での木材生産など責任ある素材調達に加え、自然と過ごす時間そのものを提案するというユニークな視点が印象的でした。
>>WEB
株式会社NENGO
塗料ブランド「ポーターズペイント」は、日本の住宅寿命が約30年といわれる現状を踏まえ、「住まい手が長く住みたいと思う家つくり」を目指しています。愛着を育むことが家の長寿命化につながるという考え方や、本国オーストラリアでの残材活用の事例も共有されました。
>>WEB
株式会社マルホン
地産地消の木材調達や、森林停滞の要因とされる「ナラ枯れ」木材を個性ある製品として再生するなど、木材と真摯に向き合う取り組みをご紹介いただきました。長年にわたり無垢材と歩んできた日本企業ならではの視点です。

>>WEB
株式会社ミラタップ
高級木材ウォールナットのような質感を持ち、成長の早いアカシア材を採用するなど、責任ある材料選択を実践されています。また、廃番になった磁器タイルのサンプルをコースターに再利用するなど、タイルを多く取り扱う企業ならではのユニークな工夫も紹介されました。
>>WEB
森田アルミ工業株式会社
サステナブルとは「長く続く価値」をつくることと定義し、さりげなく空間に調和する違和感のない建材製品をデザイン、販売されています。極薄の窓枠や極小の巾木が、お施主さんや建築士がつくりたい家を下支えする、飽きのこない空間つくりを担っています。
>>WEB
株式会社モーンガータ
アイシャドウの“捨て色”や未開封のまま廃棄される化粧品を色材として再利用する取り組みを展開されています。化粧品を塗料として再活用できる溶剤の開発・販売を行い、化粧品会社との協働も進行中。外装塗料としての展開にも期待が寄せられます。
>>WEB
「サステナブル」と一口に言っても、責任ある材料選択、運送・販売までの流通設計、そして使い続けられるデザインなど、アプローチはさまざまでした。
またそれを手に取り、暮らしの中で使い続ける人の存在があってこそ取り組みは実を結びます。
持続可能な暮らしの実現のためには、サステナブルな商品を選ぶだけでなく、それを「長く使い続ける」という姿勢が欠かせません。
暮らしを提案する私たち自身も、その意識を改めて感じる時間となりました。NENGOは暮らしをつくる皆さまとともに、住み続けられる街つくりを進めてまいります。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。

イベント概要
サステナブル空間つくり 異業種交流会
2025年11月7日 16:30~18:00
PORTER’S PAINTS JAPAN SHOWROOM
神奈川県川崎市高津区溝口3丁目2−5 BOIL 2F
>>詳細はこちら