【川崎市麻生区 Y邸】
~物件探しからリノベーションまでをお手伝いした事例です~
ービオトープのある家ー
昭和50年、日本第一号の大型コーポラティブハウスとして誕生してから約40年。
その年数とともに積み重ねてきた歴史が、重厚感として建物全体を覆っており、
大切に住み継いできた住民たちの想いをヒシヒシと感じることが出来る建物です。
部屋の窓から見える景色は、都心のそれと違って緑と空の割合が非常に高く、
視覚的な心地よさはもちろんの事、頬を伝っていく爽やかな風がとても心地よい印象です。
キッチンは細長い土間になっており、その導線上は遮る物が何も無く、
無駄の少ない家事導線の確保に成功しています。
背面は一面収納になっており、家電や食器等を一元的に収納することができます。
この収納は窓際に進むにつれて、まるでビオトープのようにグリーンの要素が強くなっていき、
緑豊かな外との繋がりが非常に美しく、フォトジェニックなシーンの一つです。
“くつろぐ”為のパブリックゾーンは、一段上がったフローリング敷きのスペースになります。
ダイニングとリビングがシームレスに繋がっており、
キッチンの土間にチェアを移動させて寛いでも違和感のない空間構成です。
2階へ上がっていくとプライベートな空間になっており、
パブリックとプライベートのレイヤー構成の分け方が、家族に絶妙な繋がりを生み出しています。