建築家さまコンセプト
本計画は、住居の内装リノベーションである。
窓の外には、長い年月を重ねてきた歴史的西洋建築物が佇んでおり、その場所はおおらかで温かみがある風景に感じた。時の風化がもたらすおおらかな温かみのある風景に対して、手仕事で素材にやわらかな表情を与え、空間へ温もりを投影した。様々な曲線と素材が溶け合い、触れたくなる温かさをもつ住空間を計画した。
施工について
天井はもともと高さが不揃いで曲線がつくりづらい条件の中、下地や仕上げの工夫により空間にやわらかなアーチのリズムを生み出しています。塗装はポーターズペイントを採用いただきました。
壁面収納はもみの木の原木から製作しています。自然素材ゆえに室内空調や乾燥による反りが生じる可能性も踏まえながら建築家・建具職人・施工者が連携し、素材の個性と向き合いながら仕上げています。
塗装や木目石などの仕上げ材は建築家さまのセレクトの元、空間全体のトーンに合わせて調整。
直線と曲線、木・石・布といった異なる素材が過度に主張し合うことなく調和し、視覚だけでなく触覚にも訴える住空間が立ち上がりました。