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N邸

内装工事
所 在 地

東京都渋谷区

用  途

住居

築  年

1997年7月

竣  工

2025年7月

規  模

約53㎡

構  造

SRC

設  計

Small Design Studio(https://www.small-design-studio.com/

施  工

NENGO(https://nengo.jp/komuten/

写  真

Yumi Saito

施工のこだわり

・仏壇
ご家族の記憶と時間を受け継ぐ存在として大切にされてきた仏壇。ただ置くのではなく、暮らしの中に自然に溶け込ませたいという想いを受けて仕様の打ち合わせを重ねました。目指したのは壁と一体化するような納まり。壁から出っ張りのない「面一(ツライチ)」としながらあえて数mm壁から離す「目透かし」を設けることで、重たくならず凛とした佇まいをつくっています。施工精度が求められる難易度の高い納まりでしたが、細部まで丁寧に調整して美しくおさめることができました。内部には、三角形の形状でも引き出しが安全に使える構造を採用。洗練された見た目と日常使いの安心感を両立させています。また既存の家具と調和する木材の色味を慎重に選定することで、空間の中で浮くことなく暮らしの延長線上にある仏壇を実現しました。

・ラタン
窓と洗面台下の棚には、唐の格子であるラタンを採用しています。視線をやわらかく遮りながら、光と風を通す素材です。特に窓まわりは、猫ちゃんと暮らすご家族にとって重要なポイントでした。窓を開けて風を取り込みつつ、安全面も確保したい。その両立を叶える方法としてラタンの格子が機能しています。抜け感を保ちながら脱走防止の役割を果たし、心地よさと安心を同時に実現しました。採用事例が多い仕様ではなく建具職人にとっても繊細な調整が求められる部分でしたが、打ち合わせと試行錯誤を重ねて納得のいく仕上がりに。住まいにやわらかな表情を与えています。

・ダイニングキッチン
お客さまを招いて料理を振舞われることもあるという料理好きなお施主さまにとって、キッチンとダイニングは住まいの中心となる場所でした。食事の支度をするときや食卓を囲むひとときに、自然と人が集まる大切な空間です。現場で墨出しを行った際、図面よりもわずかに空間がタイトであることが分かりました。このまま施工を進めると、配膳やすれ違いの動作に小さなストレスが生じる可能性がありました。そこで日々の動きや視線の抜けを想定し、アイランドキッチンを5cm移動するご提案をしています。図面上ではわずかな差ですがその5cmが日常の動作を滑らかにし、料理を楽しむ時間に余白を生み出します。