津田山の家プロジェクト
2021.09.09

津田山の家プロジェクト

PRESS・MEDIAPROJECT

ダイニングキッチンの生みの親 浜口ミホ設計による築55年の住宅。
街の読み込み、リノベーション工事まで継承者へのバトンタッチを行うことになりました。

-2021年8月、NENGOに新しいプロジェクト「津田山の家」が発足しました。

記事一覧

①【PROJECT】津田山の家プロジェクト※当記事
【PROJECT】津田山の家プロジェクト解体を行いました
【PROJECT】津田山の家プロジェクト断熱工事を行いました
④【PROJECT】津田山の家プロジェクト内装工事のようす
⑤【PROJECT】津田山の家プロジェクトポーターズペイント施工レポート

 物件概要※建設当時のもの
所在: 川崎市高津区

 竣工: 1965年(昭和40年)
 構造: RC+W 3階建
 設計: 浜口ミホ
 施工: 白岩工務所
 敷地面積: 309.41㎡
 床面積: 241.6㎡(バルコニー含む)
 竣工時の用途 : 住宅

【津田山の家-経緯】

津田山の頂上付近にある築55年の家を継承し、5人のご家族が移り住むことになりました。
設計は浜口ミホ氏。日本人女性初の建築家です。
前川國男氏を師匠とする彼女は、台所の配置を裏方から表舞台へと移動させた、
今で言うダイニングキッチンの生みの親とも言われています。
有名な著書に住生活様式の近代化を綴った『日本住宅の封建制』があり、
日本の住宅に新しい風を吹き込みました。

以前のオーナーは山好きで、当住居は山小屋をイメージするような独特の素材使い、
ディティールを擁しています。

この価値ある意匠を引き継ぎながらアトリエ・ワンさん設計のもと、
断熱工事やNENGO工務店、PORTER’S PAINTSはもちろん、
街の読み込みを含めて
フルリノベーションし、現代に住まい続けられる住居へと生まれ変わります。

 
【津田山の家-由来】
当建物の地域は津田山(つだやま)と呼ばれています。
「山」と聞くと、現代の暮らしには適さないイメージがあるかと思います。
当プロジェクトでは、地名に山がついた地域で住まうことの
マイナスイメージを払拭できればとも考えております。
この建物が、住みやすい地域「津田山」を代表できる第一歩目の施設になればと
土地の名をお借りして「津田山の家」プロジェクトと呼ぶこととしました。


【津田山の家-今後のこと】
今回のプロジェクトは、建築された時代の背景も理解しつつ、
移り住むご家族の住まい方にフィットさせながら、長くこの建物が存続できるように方向修正を行うプロジェクトです。5年後、10年後に限らず、近未来の住まいのあり方まで提案をすることになります。
そして、ご家族がその街と仲良く暮らすためにも、街の未来を考えなくてはなりません。
街の気候、風土、歴史、文化を読み込み、このままだと街はどうなっていくのか、
どうなるべきなのかを考察した上で、建物のあり方を決めていきます。


NENGOは当建物に限らず、その街で長く住まうためには、
街の未来、街と住宅との関係性が大切だと考えています。

 「津田山の家」ができるまでの過程をホームページにて随時お知らせしてまいります。
当プロジェクトを通して、日本の住宅に関わるすべての方々が街に気づき、
意識する一助になれたら幸いです。


※当プロジェクトに関するお問い合わせはこちらまで

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“住みたい” “遊びたい” “働きたい”街をつくります。