ー日本で初の女性建築家 浜口ミホ設計による築57年の住宅。
街の読み込み、リノベーション工事まで継承者へのバトンタッチを行うことになりました。
当プロジェクトを通して、NENGOが行っている仕事のようすをお伝えしていきます。
内装工事も終盤になりました。現場のようすをお届けします。
過去の記事はこちら
①【PROJECT】津田山の家プロジェクト
②【PROJECT】津田山の家プロジェクト解体を行いました
③【PROJECT】津田山の家プロジェクト断熱工事を行いました
④【PROJECT】津田山の家プロジェクト内装工事のようす
⑤【PROJECT】津田山の家プロジェクトポーターズペイント施工レポート※当記事
前回の更新時は木材が貼られた状態の壁面でしたが、ポーターズペイントが職人さんの手によって美しく塗布されていました。
現場を尋ねた日は、家具周りの設備や取り付けが行われていました。こちらも職人さんの手が光ります。
黄色い緩衝材で覆われた木材はカーテンレールとなる新しく取り付けしたものです。
既存の本棚や木材との馴染み具合を気にして素材を選んだそうで、新旧の木材の組み合っている部分も違和感のないつくりになっています。
在来工法で仕上げた浴槽にもタイルが貼られました。
床、天井ともに少し傾斜があり、奥行きの感じられる空間となっています。
当建物では、多くの場所にポーターズペイントを採用いただいております。
居間は西北向きで、西日が斜めから建物全体に入ります。長波長と調和しやすい赤茶、補色としての緑みの顔料が入った色から選びました。隣家の白・茶系の外観とも調和し、かつパブリックスペースとして心身を休めるリラックス効果のあるグレージュの”SAFARI”をメインに採用いただきました。
歴史を重ねたタイルをフィーチャーウォールとして引き立てます。
カラーは同じものの、用途や間取りに合わせて複数の種類を使い分けました。
“STONE PAINT COARSE”、”STONE PAINT FINE”、”EGG SHELL”の3種類を使用。
東向きの一室のアクセントとなるSMOOTH IMPASTO は、青と赤と茶を含んだ6 色の顔料構成です。朝は短波長が届きやすいため、青みよりの茶系に。夕方から夜にかけては赤みが増し紫みよりの茶系となり、よりぐっと落ち着いた空間となります。
石灰の入った濃淡を出すテクスチャーにすることで、印象的な空間に仕上げます。
天井に塗布することで、光による陰影をより生活内で感じられます。
ポーターズペイントのスタッフと職人さんが、仕上がりを細かくチェックしていました。
壁面の一部はペイント体験会として、
普段お世話になっている設計事務所、建築事務所さんをお招きして一緒に仕上げました。
ご参加いただいた方々、ありがとうございました。
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“壁一面から始める街つくり”
ポーターズペイントでは、ペイントという家つくりのひと工程をすることで
家に、ひいては街に愛着をもっていただけるよう活動しています。
【企業理念(存在意義)】
私たちは企業活動を通じて「世のため人のため」に貢献します。
【ミッション】
100年後の街つくり
気候、風土、歴史、文化をいかし、『らしさデザイン』をすることで
“住みたい” “遊びたい” “働きたい”街をつくります。